やまめイチローのブログ

30代後半に自転車を始め→ランニング→トレイルランニングと登山

遭難事故のその後

 

2023.8.10に遭遇した遭難事故から2週間が経った

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真ん中右辺りが要救助者をヘリがピックアップした現場

ずっとTさんのその後が気になっていた

僕は聖人君子ではないが、せめて山にいる時は善人でありたい

 

 

そして昨日一通の手紙が届いた

Tさんからだった

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裏に控えめにメールアドレスが記載してあったので

遭難事故をブログに掲載した件も伝えると

 

 

スグに返信が

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登山を趣味にして良かった

と心から思えた瞬間だった

 

 

思えばこの縦走の前日

恩師であるやまめの学校 堂城賢 さんに安曇野で偶然お会いできたのは

全てに繋がっていたような気がする

(初めてお会いした時の写真、奇しくもちょうど10年前だ‼︎調べてビックリした)

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ブログのハンドルネームの生みの親になったぐらいの人だったからお会いできて本当に嬉しかった

(大好きな やまめの学校 と 鈴木イチロー さんで やまめイチロー)

 

 

 

今はほとんど乗らなくなっちゃったけど

 
 
 
 
 
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堂城さんのおかげで自転車乗るようになって

 

 

自転車だけでは飽き足らず走るようになって

 
 
 
 
 
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今は登山とボルダリング

 
 
 
 
 
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全て やまめの学校 から始まったといっても過言じゃない

 

 

今回の一連の出来事は偶然じゃない

少し大袈裟かもしれないけど今後生きていく上で大事な事を教わったような気がします

貴重な経験をありがとうございました

 

願わくば…

どこかの山で元気にお会いできればと思います。

 

 

「またおいでよ」

「元気になったらさ、また山においでよ」

また読もうかな「岳」

 

 

 

 

遭難事故に遭遇

 

15時半頃に富山市街を出て10〜15分後に現場に到着します」

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ヘリのダウンフォースで風が強いので要救助者をしっかり支えて下さい、

サングラスや帽子などは外して同行者は50mほど離れて、

登山者が来るようなら救助が終わるまで止まってもらうよう誘導して下さい。

 

 

その3時間前、我々が越中沢岳で休憩していたその時
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ゆっくりした足取りの登山者がやって来た

挨拶をする、違和感は何もない、

だが近づいて来て分かったが、こめかみから血が流れている

(要救助者は僕らが声を掛けなければそのまま五色ヶ原山荘へ向かったものと思われた)

 

 

要救助者は流血に気づいていなかった

僕らが声掛けしたことで立ち止まり「実は山頂の手前で滑落しまして…」と語り始める

(ニュースでは滑落現場を目撃した登山者が…とあるがどこかで間違って伝わってしまったのだろう。)

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スゴ乗越小屋から越中沢岳はザレザレの切れ落ちた斜面のトラバースが幾つかあったので驚きはなかった(写真は滑落現場ではない)

 

 

要救助者の今日のスタート地点は僕らと同じ薬師岳山荘で我々より1時間ほど遅く出発

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途中のスゴ乗越小屋で見かけたので歩みは遅いどころか健脚な方です

登山歴や経験も私より遥かに豊富

 

 

 

だから原因は分からない

話しを聞いて分かったのは

newsdig.tbs.co.jp

滑落時にスマホと水の入っていたペットボトルを落とした

痛み止めやテーピング等は持っていて処置はした

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流血した場所よりも右脚が痛い(特に下り)

今日は五色ヶ原山荘で一泊予定(予約済み)

 

 

足取りはゆっくりながらもしっかりしていて

ご本人は五色ヶ原山荘までは行くと言うので

コースタイム等を伝えて(把握はしていた)水を渡して先行してもらう

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カメラは無事で写真も撮っていたので、この段階では大丈夫かな?と思っていた

僕らがもう少しゆっくりして追い抜きざまに様子も見られるし

日没まで時間もある

 

 

要救助者を見送った後も山頂でゆっくりして

(恐らく後続者はいないだろう、なので山頂でノンビリしたのは正解だったと思う)

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写真は越中沢岳を下った越中沢乗越の辺り

(後で分かったのだがdocomoの電波は入らなかった)

先行していた要救助者に追いついた、ゆっくりながらも足取りはしっかりしているが

声を掛けるとやはり右脚が痛いらしい

 

 

実に皮肉な話しだが、

前日宿泊した薬師岳山荘に富山県警山岳警備隊の隊長が来ていて、

これまた皮肉な話しだが「腓骨骨折なら歩ける」とのことだった

要救助者は「昨晩の話しが現実になっちゃった」と自嘲気味に話す

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それでも山荘までは歩くというし

前述の話しやご本人の職業柄誤った判断はないだろうと思うが、

念のため名前を伺い山荘にはその旨伝える約束をして先行する

 

 

この時点では判断に迷いはなかった、

山荘まで頑張ってくれれば何とかなるだろうと思ってしばらく歩いたその時

距離はあったが
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雷鳴が轟いた

 

弾かれたように後ろを振り向きスマホ(ソフトバンク)の機内モードを解除する、電波が入る。

何故お会いした越中沢岳で電波を確認しなかったのか悔いが残るが

2023.8.10、14時11分

五色ヶ原山荘に電話して経緯を報告
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最初に出てくれたのが山荘のオーナーだったのでスグに判断を仰ぐことができた

僕は素人なのだから最初から相談すべきだったと後悔しながら来た道を戻り要救助者のもとへ

距離が離れていなかったのが幸いして、

再度山荘へ電話して山荘オーナーと要救助者で話しをしてもらい救助要請の運びとなりました

最終的に要救助者は山荘までコースタイムで1時間強の鳶山の手前まで来ていた

 

 

電話さえすれば割とスグにヘリが来てくれるかと思ったが

現実は…

山荘が連絡してくれたので山岳警備隊からの着信が14時42分

(ちなみに最初の山荘への電話は14時11分)

電波が不安定で思うように通話ができない

山岳警備隊から聞かれた項目は

「上空に雲はあるか?」、「風向きは?」など

 

山岳警備隊の次の指示は110番通報だった(恐らく要救助者本人または発見者からの要請がないと出動できないからだと思われる)

 

14時49分に110番
「いつ、どこからの入山か?」「途中立ち寄った場所は?」

「スゴ乗越小屋の通過時間は?」(要救助者は行程をメモしていたので受け答えはスムーズだった)

「今後の行程は?」「現在地は?」(分かりやすい地形にいたし、GPSウオッチで緯度も伝える)

要救助者及び自分の服装や住所、氏名、連絡先など(調書作成に必要なのだろう)

 

110番後は富山防災センターからの連絡待ち

15時15分に着信、もう一度現場の天気を聞かれ冒頭の説明を受ける

出動が山岳警備隊のヘリ「つるぎ」ではなく

防災センターの「とやま」だったのは「つるぎ」が他の救助で飛んでいたためだろうと推測

(この日は他の山域でも事故があった)  

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この話も昨日隊長から聞いていた通り

富山の救助の最大の強みは警察や消防などの横の連携があり

警備隊(警察)が消防(防災センター)のヘリに乗って救助ができる

「それを実際に体感できるなんて皮肉ですよね」なんて話しをしたり

今まで登った山や家族の話しをしながらヘリを待つ、天気が良くて本当に良かった

 

 

時間通りヘリが越中沢岳の向こうからやってきた
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指示通り大きく手を振る、

ヘリはホイスト下降できる場所などを探しているのか

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上空を何度も旋回する

 

 

しばらくして隊員が降りてきた

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そのまま要救助者をピックアップするのではなく

少し離れた場所に降りてこちらへ

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写真は隊員が要救助者のザックを背負っているシーン

その上から要救助者を背負いヘリがピックアップできる場所まで担ぐらしい

 

 

 

最後に要救助者とガッチリ握手して目で挨拶を交わす

緊張が解けたのか身体がガタガタと震えていたので救助要請は正解だったしスグに電話すべきだった。
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飛び去るヘリ
救助中の写真は同行者が全て撮影してくれました

 


「私達の」救助活動が終わったのが16時4分

五色ヶ原山荘に電話して今から向かう旨を伝える

山荘のオーナーは電話でも労ってくれて

「夕食の5時に間に合わないのは承知しているからゆっくりこられ」と

富山弁で言ってくれた
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山荘に17時半頃に着いて晩御飯、夕食時間は本来17時なので食堂には我々3人だけ

「人命救助お疲れ様でした」 

と言われて身が引き締まる思いでした、ビールとカルピスソーダをサービスしてくれた上に

(缶ビールは800円、炭酸飲料は600円)

 

 

入浴時間は過ぎていたのに
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お風呂まで提供してくれた

 

 

翌日、出発前にオーナーと記念撮影
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他のスタッフもみんな我々を労ってくれて、とても良い小屋でした

お世話になりました、ありがとうございました。

 

救助翌日

立山室堂で下山届をネットで提出して

バスやロープウェイを乗り継いで扇沢駅

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いつも足早に通り過ぎる黒部ダムも見学しながらノンビリ

 

扇沢駅にあらかじめデポした車で七倉山荘に戻り大町へ

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温泉に寄る時間がなかったので

噴水で酸っぱくなった足を洗ってwww

帰途についた

 

最後に

「危険だから山はやめた方が良い」とゆう意見もあると思います

年寄りの冷や水、わざわざ危険な場所に等々

山をやらない人がそう思うのは仕方ないかもしれないけど…

「下界では交通事故や犯罪もあるから山の勤務の方が楽で安全です。みなさん下山する時は危険な場所に行くのだと自覚して下さい」

50日間山中に勤務する野口五郎小屋で会った山岳警備隊の話しを紹介してこの記事を締め括ります

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なにより、下界ではこんな無邪気な笑顔はなかなかできないしね。

だから

またどこかの山でお会いするのを楽しみにしてますよ‼︎

5日間の縦走は本当に楽しかった、ありがとうございました。

 

五色ヶ原から立山室堂へ 2023.8.11

縦走最終日、五色ヶ原山荘で日の出を待つ

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モルゲンロートでより一層輝く赤牛岳、左に槍ヶ岳

そして野口五郎岳烏帽子岳、2日目に歩いた裏銀座の稜線だ

 

 

日の出前に朝ご飯の時間が来たけど
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食事中の登山者達からの歓声で

反射的にカメラを手に再び外へ

 

 

今回の縦走で一番美しい瞬間
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左に聳えるのは龍王岳と雄山(立山)

 

 

雲一つない天気、思えば雨でカッパを着たのは五日間でほんの10分程度だった
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お世話になった五色ヶ原山荘を6時に出発

 

 

今でも

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青は住んでいる

 

 

最終日を迎えたほんの少しの寂しさを紛らすかのように
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振り返っては何度もシャッターを切る

 

 

バイバイ槍ヶ岳
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また行くよ野口五郎岳

 

 

最終日の行程は距離6.5km、670m登り730m下る

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ここから先が本格的な登り

 

 

獅子岳のピークを目指して
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左足の親指のマメが破れてしまったけど

まだまだ体は動く

 

 

青から黄色、黄色からみどりへ
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百花繚乱、焼肉定食

 

 

獅子岳からの龍王岳と雄山(立山)
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近づいてきたね〜

 

 

振り返れば
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奴がいる

 

八ヶ岳も見えたし
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富士山と南アルプスもいるよ‼︎

 

 

歩みを進めて獅子岳越しの眺め
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五色ヶ原、薬師岳黒部五郎岳笠ヶ岳、赤牛岳、槍ヶ岳野口五郎岳

青が澄んでいる

 

 

龍王岳付近で記念撮影

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「嬉しい楽しい」が渋滞してる

 

 

 

そういえば今日は8/11、山の日だった
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鞍部の一ノ越山荘から雄山(立山)への稜線

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こっちは人の渋滞

 

 

3人の視線の先には(1人増えたw)
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室堂平

海までも青く澄んでいる
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みくりが池の手前が本当に最後のゴールの立山室堂ターミナル

 

でっかいカモシカが出迎えてくれて(笑)

11時半に室堂ちゃく‼︎

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立山をバックに記念撮影‼︎

ありがとうございました‼︎‼︎

 

 

ゴールしたけど、もう少し続きます。。。

薬師岳を超えて五色ヶ原へ 2023.8.10

縦走4日目、気温は高めで風はそこそこ

上下カッパでスタート

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ウエアリングはグループで統一した方が着脱も同じタイミングにできて良いような気がする

 

 

山頂までは風が断続的に吹いていたし
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山頂で写真も撮りたかったので上下カッパで正解でした

 

 

今日は4時発、50分で山頂ちゃく

台風6号の影響はほぼ無くて一安心
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稜線が続くので風が強ければこの先の縦走を諦めざるを得なかった

ちなみに…

俺が一番ロン毛だw

 

こまめな補給も忘れずに

それにしても…
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色被り過ぎだろwww

 

 

次は〜北薬師岳〜、北薬師岳
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富山湾も綺麗

 

 

薬師岳へ向かうにつれて雲もなくなり

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槍ヶ岳の穂先がこんにちは‼︎

テンション上がるね⤴️⤴️⤴️

 

 

剱岳も‼︎
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次は〜スゴ乗越小屋、スゴ乗越小屋〜

 

薬師岳を6時17分に出て、小屋着が8時50分

小屋の手前が岩がゴロゴロしてて急斜面の下りでした

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定員30名ほどのこじんまりした小屋

でも品揃えが豊富で小屋番もパンチがあって「次は宿泊したい!」

 

 

ココから目的地の五色ヶ原山荘まで距離があるのでしっかり食べよう

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冷や麦が食べられるなんてサイコー、汁も飲み干して塩分補給

 

 

この先の越中沢岳への道のりが
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薬師峠〜五色ヶ原、いわゆるダイヤモンドルートの核心部

 

 

ニセピークがいくつもあって
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見た目が全てラスボス級w

 

 

スゴノ頭からの景色
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左が赤牛岳、真ん中に小さく見える尖った山は笠ヶ岳、右に薬師岳

 

 

え〜っちゅ〜‼︎

遠いなあ
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(注)偽ピークです(笑)

 

 

登りも下りもエゲツない、ザレザレで切り立った斜面のトラバースも多数
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体力に自信がなかったり登山に慣れてなければオススメしません

 

 

登って下ってザレザレの斜面をトラバースすること3時間弱
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越中沢岳に着いた〜、遠かった〜〜〜

真ん中右の高い山は立山ですね

 

 

コースタイムだと五色ヶ原山荘まで3時間弱、難しい場所はないのでノンビリしよう

1時間ほど写真撮ったり補給食たべたり
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実はこの休憩時間が後々大きな意味を持つとは…

この時点では誰も知らない

 

 

今回の最後のピーク、鳶山から振り返ると
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右端に薬師岳、頭の左が黒部五郎岳、赤牛岳に雲が少しかかった槍ヶ岳、そして白くてなだらかな野口五郎岳‼︎登った山々はより美しい

 

 

五色ヶ原への最後の下り、3人とも元気‼︎
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天気もサイコー‼︎

 

 

越中沢岳を13時半に出発して

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本日のゴール、五色ヶ原山荘着が17時半

1時間半ほどロスした理由は後日記事にする予定です。

明日の最終日に備えておやすみなさい💤

高天原〜大東新道〜薬師岳山荘 2023.8.9

2023.8.9、縦走3日目は4時に出発!

写真は撮れなかったけど満点の星空

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以前に雲ノ平から薬師沢に下りたことがあるけど

yamameichiro.hatenablog.com

急勾配なうえに岩が滑るので

 

 

今回は前々から興味のあった大東新道へ
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大東新道とは?

 

 

沢の前後はザレているうえに勾配も急なので

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誰でも通れる道ではない

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通行人も少ない

 

 

 

増水時は沢を横切れないので山小屋に要確認
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ザレた道やロープ、ハシゴがある道をアスレチックみたいで楽しい!

と思えなければココは通らない方が良いと思う

 

 

 

 

B 沢を通過すると
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黒部川本流に出ます、いつ見ても水が綺麗

この先でようやく登山者2名と釣り人1名に会いました

 

 

高天原山荘から歩くこと5時間弱で薬師沢小屋が見えてきた

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山を歩くうえで大事なのは早い遅いではなく、

自分の速度を把握して計画を立てられるか?だと思う

 

薬師沢小屋でカレー味のカップヌードルを食べて

レギュラー味コンプリートかな⁉︎(笑) 
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ココから先は黒部の山賊でも有名なカベッケが原をノンビリ登る

 

 

途中雨が降って10分ぐらいカッパを着たけど汗で濡れるか雨で濡れるか?の違いなだけで(笑)

結果カッパは必要なかった

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木道が出てくると太郎平小屋まであと少し

 

 

小屋で行者にんにくラーメン!を食べて

今日のゴール、薬師岳山荘へ行きましょう♫

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太郎平小屋オーナーの五十嶋さんもお元気そうでなにより

 

 

薬師岳が綺麗だ〜

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薬師岳山荘も深刻な水不足なので薬師峠で水をたっぷり歩荷します

 

 

 

⁉️

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山荘に着いたら一人増えたw

ココからは3人で♫

 

 

 

 

泊まりたかった薬師岳山荘、とっても清潔でした!

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晩御飯も美味しい〜

 

 

食後に明日の予定を再確認して

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日の入りも楽しんで早めの就寝

明日は五色ヶ原まで行っちゃうよ!

裏銀座縦走 その弍

2023.8.8、縦走2日目

烏帽子小屋を3時に出発

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最初は霧で何も見えなかったけど

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最高の朝

 

 

自然と笑みがこぼれるし
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太陽とニンゲン、霧の条件が揃えば
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来ました!白い虹
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&ブロッケン現象‼︎

 

 

三ツ岳付近がお花畑で
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朝露で濡れたチングルマの綿毛が綺麗
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雷鳥まで見られたらバチが当たるかな?

なんて考えてたら

 

 

 

それ以上に特別天然記念物
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土井稜さんが反対側からキター‼︎‼︎

 

 

 

信じられない展開に雷鳥のことを忘れていると


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土井チョウ⁉︎

土井さんと雷鳥で頭がおかしくなりそう

 

 

白虹ブロッケン土井チョウで全然進まない💦
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右膝の左の赤茶けた山が2年前に登った赤牛岳

yamameichiro.hatenablog.com

その左の重量感のあるドッシリした山は薬師岳

4日目に登る予定だけど台風ダイジョブかな〜

 

 

野口五郎岳が見えた!

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槍ヶ岳も‼︎

 

 

その前に野口五郎小屋でカップラーメン、

烏帽子小屋で醤油味を食べたのでココではシーフード味を

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買うつもりのなかった野口五郎Tシャツの実物が可愛くて衝動買い

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小屋のお姉さんと3人お揃いで記念写真♫

 

 

憧れの野口五郎岳まであと少し

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その左に大天井岳

 

yamameichiro.hatenablog.com

 

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富士山も見える

 

 

そして水晶岳や赤牛岳を登るために寄った水晶小屋から見て以来

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登りたかった野口五郎岳山頂へ、心配していた天気も良くて嬉しい‼︎

ちなみに右端の山は黒部五郎岳です(笑)

 

 

水晶小屋へ行きましょう♫(肉眼では右上に見える)
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水晶小屋へ登って来る登山者がカッコいいのよ
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その景色の一部になれて感無量

 

 

小屋名物の力汁を食べて

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バイバイ五郎!

 

 

次の目的地は宿泊する高天原山
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鷲羽岳もまた行きたいな〜
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今回は岩苔乗越から高天原へ下ります

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小屋に着いた10分後に土砂降りの雨でギリギリセーフ

雨が止んだら⁉︎

 

 

温泉です!

日本一遠い温泉、高天原温泉

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上半身を見せたがる典型的なクライミング初心者w

キワドイ(土井)www

ボカしは顔だけじゃなくて大丈夫か⁉︎

 

イベント目白押しで100枚以上写真撮って

12時間行動

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3時に出発して正解だった

2023.8.7〜8.11 裏銀座縦走その壱

5日間で七倉山荘から立山室堂まで縦走して来ました♫

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写真は2日目の野口五郎岳

 

 

前日は七倉山荘に前泊したので

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実質6日間の贅沢な山旅です

 

 

チェックイン後は三俣山荘図書室で
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猪肉のソーセージやら(山では肉を食べる)

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信州サーモンのサンドイッチやらを食べて英気を養う

6連休ゲットするためにどれだけ頑張ったか‼︎
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久しぶりにノンビリまったり

 

 

翌日の8/7(月)

4カ月ぶりの登山スタートのハズがいきなりのアクシデント
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高瀬ダムまで予約したタクシーが(一般の車は通行できない)

前日の雨でまさかの早朝運転見合わせで

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1時間半歩いて登山口まで(タクシーなら15分)

トンネル長くて暗いのでヘッドライト必須です

 

 

トボトボ歩いてたら
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タクシー来やがったw

5時には通行出来なかったが安全が確保されて6時過ぎに出発したらしい

 

 

タクシー代浮いたと前向きに考えよう

(一台2400円、乗り合いも可能)

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ダムから先がようやく未舗装路

 

 

日本三大急登の一つ
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ブナ立尾根スタート!

 

 

台風6号の影響か湿度が高く滝汗で登る
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いつもと勝手が違って何度も何度もザックを下ろす

道自体はしっかり整備されているのだが…

三大急登恐るべし

 

 

休憩含めて6時間登り続け

予約していた烏帽子小屋へ
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視界ゼロなので予定していた烏帽子岳はパス

歩いてすぐの展望台でソフトバンクの電波が入るので天気チェックしたり

 

本を読んだりしながらまったり

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晩御飯のカレーを食べて明日に備えて早めに就寝